2013年度からの変更
今回で43回目を迎える夏の学校は、年々、参加者が増加傾向に有り、
昨年度には400 人に達するという大規模な研究会に発展しています。
これは、天文・天体物理の若手研究者に、夏の学校が広く浸透し、
参加者の研究生活に対して有意義なものになっていることの現れだと言えます。
その一方で、参加者の増加に伴って数年前からいくつか問題も抱えています。
具体的には、援助していただいた一部の機関や参加者から、研究会としての
質が下がった、質を見直すべきとの意見が寄せられたこと、口頭発表における
質疑応答や休憩時間が十分確保できないという問題の深刻化が挙げられます。
このような状況になった原因として我々は、
・発表者の準備不足
・「発表練習の機会を与える」という修士の学生の口頭発表を無条件に優先した夏の学校のコンセプト
が背景にある、と考えました。
そこで我々2013年度夏の学校事務局では、上記2つの問題を少しでも改善し、
参加者の意識を高め、研究会の底上げ行うため、以下のような対策を行います。
2013年度の夏の学校では、参加者の発表準備不足の解消、質疑応答や休憩時間の確保のため、以下の対策を行います。
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参加申込時に提出するアブストラクトを集録に変更
集録の様式:
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スライドの提出は禁止
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細かな章立ては自由であるがAbstractは必ず書くこと(いくつかの例は事前に提示します)
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レビューの場合は独自の意見や自分の研究との関係を明記する
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a講演の人数調整の際はM1の口頭発表を無条件に優先することはせず、集録の査読により公平に判断する(ただし、ここでの査読は査読付きの業績にはならない(5/9追記))
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発表人数に合わせてセッション全体の時間を伸ばすことはしない
また、口頭発表の時間以外でも参加者同士で議論できるよう、
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質問時間以外にa講演者と直接議論できる時間を設ける
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ポスターセッション中にb,c講演者と直接議論する時間を確保する