お知らせ

夏の学校とは

天文・天体物理若手夏の学校は、天文学・天体物理学を研究する若手研究者のために毎年夏に開催される研究会で、2023年度で53回目の開催となります。夏の学校の企画・運営は若手研究者で構成される事務局によって行われており、今年は東京大学が中心となって事務局を担当します。この研究会は若手研究者が自らの手で研究を進めていく力を養うことを目的としています。研究発表を行うことに加えて、同世代の若手研究者と交流し、様々な分野の知識や考えに触れることは将来の研究活動において非常に有益なものになります。

日程

2023年8月1日(火) – 8月4日(金)
東京大学本郷キャンパスにて開催

校長のあいさつ

2023年度天文・天体物理若手夏の学校の校長を務めます、東京大学の平島敬也です。今回で第53回目となる夏の学校は若手研究者が主体となって運営する研究会です。本年度は、多くの関係者の皆様のご協力のおかげで、3年ぶりに対面での開催を実現することができました。また、若手研究者の自発的な活動にご理解くださる方々のご協力・ご支援により、ここまで継続できております。この場を借りて改めて深く感謝申し上げます。

夏の学校は、大学院生・ポスドクを始めとする天文学の若手研究者が互いに成果を発表し、交流を深めることを目的とした研究会です。日本全国から多様なバックグラウンドを持つ参加者が集まり、総勢300名を超える大規模な研究会となっています。また、参加者同士による議論や第一線で活躍する招待講師の講演により、幅広い見識を深めることができるのも特徴の1つです。

夏の学校では、様々な分野の研究発表を聞くことができます。自分の今の研究とはまた違う分野にも目を向け、幅広い対象・天体・手法などを新鮮な気持ちで楽しんで欲しいと思います。逆に、発表者の皆さんには、天文学の多様なバックグラウンドを持つ人に向けて、わかりやすい発表をお願いします。夏の学校では、議論する時間を十分に用意しているので、基礎的なことから理解できるまで積極的に質問して議論を深めてほしいと思います。

大学院に入学したばかりの方から、博士課程を修了した方、すでに第一線で働く研究者まで、すべての「若手」にとって、夏の学校をより良いものにするために、事務局一同は準備を進めております。しかし、何より参加者である「若手」の皆さんの協力が不可欠です。より多くの若手の方に参加していただき、皆さまとともにより有意義な夏の学校を作り上げることを楽しみにしています。

2023年度 第53回 天文・天体物理若手夏の学校 校長
平島 敬也(東京大学 理学系研究科 天文学専攻 藤井研 D2)