公募企画 「みせてもらおうか、修士⋅博士の実力とやらを?」
企画概要 |
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1990 年代の大学院重点化以降、大学院生は急増した。例えば天文分野を例に見ると、以前には 100 人程度だった夏の学校の参加者数はここ数年
400 人に迫る勢いである。しかしながら現在、日本は少子化を迎え大学教員を始めとしたアカデミックポストは増える見込みがない。 我々、増えた大学院生は今後どうなるのだろうか? 本企画では、大学院重点化政策をレビューするとともに、社会における院卒資格の相対的意義を考える情報を提供したい。 具体的には、 (A) 大学院重点化の政策的背景 (B) 研究で必要な能力は研究以外の分野でどこまで役に立つのか (C) 実際に大学院生の段階でどういった能力を身につけられるのか といった趣旨の講演を各界から招いた講師に行って頂く予定である。 そして最後に招待講師をパネリストとした議論を学生を交えて行い、参加者に社会の中での修士・博士という資格の意義を考えてもらおうと思っている。 政策仕分けなどで大学のあり方が問われる中、大学院の在り方を見なおすとともに、大学院生である我々自身について考える一助になれば幸いである。 |
招待講師
講演者名 | 所属機関 | 講演タイトル |
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齋藤 芳子 氏 | 名古屋大学 | 博士たちへの社会的期待 |
山田 光利 氏 | 個人事業主 | 問題解決とはいったい何なのか |
戸谷 友則 氏 | 京都大学 | 大学院での研究とは何か |
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